目標を明確にしよう
世の中には数え切れないほどの仕事が存在しており、やり方も務めている人のタイプも、仕事によってさまざま。
しかしながら、仕事をスキルアップしようという気持ちやその方法には共通点があります。
たとえば、どんな仕事のスキルアップにも必要なことの一つに、きちんと目標を持って仕事に挑むということがあります。
毎日なんとなく、だらだらと仕事をしていては、改善することも見つかりませんし、いつまでも同じやり方のままでしょう。
スキルアップするには、自分がどんな風になりたいか、仕事がよりうまくいくにはどうしたらよいかということをきちんと考えなければなりません。
一定の目標を持って仕事に挑めば、その分スキルが改善され、成長につながります。
目標を持つというのは、日々の仕事から設定する必要はありません。
たとえば、将来のために資格を取ることを目標にすることも有意義でしょう。
いずれにせよ、スキルを上げるには、「どんな自分になりたいか」という目標が明確でなければ、ステップアップしていくことは難しいはず。
前を見据えるためにも、具体的な目標を設定しましょう。
時間管理能力を高める
目標を持つことと少し共通する部分もありますが、スキルアップをするには「何を」「どうするか」だけではなく、「いつまでに」やるかということも、かなり重要になってきます。
なぜならいくら目標を定めても、なんとなくやっていては、いつまでたっても達成できないからです。
たとえば、資格を取るのであれば、試験を受ける日までに合格できるような実力をつける必要があります。
そうすると、日々勉強時間を捻出しなければなりません。
忙しい社会人は、いつでも勉強の時間を確保できるということはほとんどなく、時間管理をして無駄な時間をカットすることにより、「時間を作る」ということをしなければならないのです。
つまり目標達成=スキルアップと考えるのであれば、その達成までのプロセスに要する時間を、管理することで捻出する必要があるということ。
時間管理能力を高めることこそ、スキルアップの基本といえるでしょう。
身につけたいスキル!伝わる話し方とは
日常的なやり取りでも、話し方次第で伝わり方や印象は変わってきます。働く人だと、プレゼンテーションという発表の機会もあるでしょう。
コミュニケーションが苦手という方や、プレゼンで緊張するという方は話し方を意識すると良いかもしれません。
話し方のなかでも必要なスキルを「態度」「内容」「マインド」の3つに分けて紹介します。
声や言葉、ジェスチャーなどの「態度」
話すというコミュニケーションで最も重要視されているのが「態度」です。発声や表情、ジェスチャーが違えば相手が受ける印象も大きく異なります。
明るく、良く通る声を出すには腹式呼吸を意識するとよいでしょう。腹式呼吸は発声が良くなるだけでなく、副交感神経が優位になることでリラックス効果もあるとされています。
また、視線をきょろきょろさせていたり、相手の目を見ないというのは印象がよくありません。他人目線に注意することも好印象を与えるポイントです。相手の目を見るのが苦手という方は、相手の目ではなく目周辺の眉間や鼻というようにパーツを見るとよいでしょう。
「内容」は簡潔、かつ惹きつけるものに
話す際に、相手が理解しようと思ってもらう必要があります。そのためには意識をこちらに向けなければなりません。
こちらに意識を向けて耳を傾けてもらうには、簡潔であることと興味を惹くことが大切です。
注意が途切れることなく聞いてもらうには簡潔にすることです。要点をまとめて話すことを意識しましょう。
興味を惹くためには結論ファーストを意識することが大切です。
要点のまとまっていない長ったらしい文は、受け取った相手は整理することで精いっぱいで理解してもらうことが難しくなります。適度に話を区切ること、要点をまとめることでわかりやすくなります。
プレゼンでは何について発表するのかという結論を先に述べることで興味を惹きつけると良いでしょう。
「マインド」をコントロールして緊張、あがり症を克服
マインドをコントロールができるようになれば、話し方のスキルは向上します。
緊張してうまくしゃべれなくなるという人は、その緊張が会話スキルの向上を妨げているかもしれません。
緊張は、交感神経が優位になっています。緊張していると感じた時は、交感神経が優位に働いています。
そう感じた時には、副交感神経を優位に働かせればよいのです。その方法として前述したように腹式呼吸を意識するとよいでしょう。
緊張というのは、何度も経験を重ねて少しずつ軽減されていきます。大勢の前で話している自分をイメージしてトレーニングすることも効果的だと考えられています。
意外な落とし穴、身のまわりの整理整頓は必須
仕事のスキルアップを図ろうとする時、どうしても仕事の効率化や資格取得など、実務的なことに目がいってしまいがちですよね。
しかし、意外に重要なのが、身のまわりをきちんと整理整頓できているかということ。
一見仕事には関係のないように思えますが、じつはメリットが豊富にあります。
たとえば、急に「あの資料を見たい」と思った時、すぐに取り出せますか?
きちんと整理できていれば資料を取り出してすぐに確認できますが、書類が山積みになっていると、探すところから仕事を始めなければなりませんね。
つねに整理しておくくせをつけておけば、いざという時にすぐにデータを取り出せるなど、仕事の効率化に役立てられます。
さらにもう一つのメリットとして、自然に信頼を得られるようになります。
たとえばあなたが仕事を割り振ろうと思った時、きれいにデスクを保って仕事をしている人と、つねに書類がごちゃごちゃとしている人であれば、どちらに仕事を頼みたいと思うでしょうか。
もし書類がごちゃごちゃとしている人に頼んでしまって、資料をなくされたりしたら大変です。
なんだか信頼がおけない、と思ってしまいませんか?
身のまわりを整理することは、仕事と関係ないようにも思われがちですが、じつは仕事の効率化を図る、仕事上の信頼関係を得るなどといった、大きなメリットがあります。
スキルアップの近道の一つとして、とても有効な手段といえるでしょう。