経理と一般事務は企業に欠かせない仕事
どんな企業にも存在する経理や一般事務は、陰ながら会社を支える縁の下の力持ちのような存在。
これらの仕事なくしては、会社は成り立ちません。
必要な書類を作成したり、社員の経費やお給料を計算したりと、細々としながらもかかせない仕事を引き受けてくれています。
一般的には、それぞれの企業に合わせたやり方を覚えて業務に当たれば失敗することは少ないかもしれませんが、もちろん、スキルアップを狙える分野でもあります。
きちんと資格を取得して仕事の専門性を高めることで、今後の転職活動や将来に役立つことでしょう。
一般事務はパソコンスキルを磨く資格を
では具体的に、経理や事務にはどんな資格があるのでしょうか。
一般事務の資格から見ていきましょう。
一般事務は、パソコンと向き合うことが多い仕事。
たまにダイレクトメールを作成することもあるかもしれませんが、こちらの書面でさえ、パソコンで作ることが多いですよね。
そこでおすすめなのが、パソコンスキルをアピールできる資格。
とくにMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、事務作業に欠かせないワード、エクセルの基礎知識を証明するものとして有名な資格であり、受験しておくと、スキル証明に役立ちます。
しかしこれは主に基礎スキルをアピールするための資格といえるのかもしれません。
専門性をアピールしたいのであれば、日商PCの資格がおすすめ。
こちらは基礎スキルに加えて、データ分析やプレゼン用資料などの作成もできることを証明できるため、高度な作業もできることをアピールできます。
事務作業以外のビジネススキルも考えているのであれば、秘書検定を受験するとよいでしょう。
文書作成スキルはもちろんのこと、言葉遣いや来客対応などまで試験になっているので、対人スキルアップにとても役立ちます。
業務の中で、会社の電話に出たり、取引先にメールを送ったりすることもあるかもしれません。
パソコンスキル以外にもスキルがあることをアピールできます。
経理であればお金まわりのプロになれる資格を
経理の業務は多岐にわたります。
社員の給与計算や経費のチェックなどに始まり、スキルのある人であれば、会社の経営に直接関係のあるお金まわりの整理も任されていることでしょう。
こうしたスキルを証明する資格もまた多岐にわたっているため、必要な資格を取捨選択して取ることが必要になります。
たとえば、経理の資格でよく知られているのは、「日商簿記」。
4~1級まであるので、自分のスキルに応じて受験することができます。
履歴書に書いて大きくアピールできるのは2級から。
実際の業務に役立てることを証明できますし、1級まで取得すれば、税理士試験を受ける資格も得ることができ、自分のスキルアップにも役立ちます。
参考までに、税理士の資格を持つことができれば求人もたくさんありますし、女性の場合は結婚や出産をしても長く続けられると予想されます。
参考HP@税理士事務所の求人情報サイトの会計求人プラス
お金まわりで重要な資格といえば、ファイナンシャルプランナーも人気です。
こちらは経理業務だけでなく、プライベートや他の分野の仕事にも役立てるようなお金の知識を得られるもの。
実践的な資格を取るのはまだ少し自信がないと思うのであれば、ファイナンシャルプランナーの3級などから始めてみるのもよいかもしれません。