ai

AIに仕事を取られる?生き残るためには?

AIに仕事を奪われる!?

経営コンサルタントの鈴木貴博氏の著書・仕事消滅が話題になっています。
この本では、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授の論文を元に、この20年のうちに日本人が行っている仕事の49%をAIや機械が行うようになると述べられています。

本当にそのような未来は起こり得るのでしょうか。
本書を読むと、まずタクシー運転手などのドライバーの仕事がなくなるといいます。
金融業界ではAIが、ファンドマネジャーとなって指示を出すようになると予想しています。
そして2030年頃には裁判官や銀行員、弁護士助手などの頭脳労働者もAIに取って代わられるとのことです。
さらに2035年頃になると経営者も研究者も、クリエイターもAIが行うというのです。

とんでもない変化が起こりそうですが、どうすれば生き残れるのでしょうか。

AI導入で営業職はどう変わるのか?

例として、AI導入による営業職の未来について考えてみましょう。
営業といえば主に、顧客を訪問して商品やサービスを提案して買ってもらうのが仕事です。
わざわざ相手のもとに訪問するのは、確実に話を聞いてもらえるからではないでしょうか。
ダイレクトメールは封を開けずに捨てられてしまいます。
営業メールも、読まれずにゴミ箱へ。
電話をかけたら、一方的に切られる。
直接会う以外、確実に話を聞いてもらい交渉できる状況が作れません
だからこそ営業マンは必死でアポイントを取ろうとします。

そのための努力は並大抵ではないでしょう。
相手のパーソナリティーに合わせて、来週にでも飲みに行きませんか?と誘ったり、詳しい資料を作成して相手の疑問に答えたり、さまざまな工夫を行っています。
優秀な営業マンは、このアポイントを取るための作業を、1つの大切な仕事と把握しています。
この作業は相手に合わせて工夫しなければならない、クリエイティブで繊細な作業です。
また、人と人の触れ合いから生まれる絆を深める作業でもあります。

このような作業は、AIには向いていないでしょう。
したがって、優秀な営業マンにとって、AIが登場してもそれほど驚異ではないといえます。

しかしその反面、アポイントをとる作業を単なる手続きとしか考えていない営業マンは、いつまでたってもアポイントがとれず、生き残っていけないとも考えられるのです。

凡庸な営業マンはAIの使い走りになる!?

将来、AIによって営業マンも、ビッグデータを使って効果的な提案ができるようになるでしょう。
特に優秀な営業マンは、AIをクリエイティブに使いこなして成績を上げていくと考えられます。

しかし、それほどのスキルを持たない営業マンは、顧客が出した要望を満たすためにAIに顧客の要望を入力して、その結果を何も考えずにお客に渡すだけ。
つまり、AIは重要な部分を考えるのが仕事で、AIができないすき間部分を人間が担当するようになるのです。
AIに仕事を奪われる前に大半の営業マンが、AIでは困難なすき間労働に従事する使い走りになると予想されるのです。
AIの使い走りにならないためには、クリエイティブな能力を伸ばすことが何よりも重要です。