人に任せることがリーダーの仕事
女性活躍推進法の施行などの後押しもあり、日本企業にも女性リーダーが増えています。
しかし部下を率いるリーダー職は何かと、悩みも多いものです。
女性リーダーが心得ておくべきポイントとは、どのような点なのでしょうか。
リーダーになると、部下に仕事をどう頼めばいいのか、年上の部下にどう対応すればいいのかなどに悩んで、結果的に自分一人で仕事を抱え込んでしまう女性が多いとていいます。
リーダーになったら、自分一人が処理できる作業には限界があることに、いち早く気づくことが大切です。
部下に仕事を任せる、先輩や上司からのアドバイスをもらう、他部署の協力を得るなど、周りの力を借りて仕事を回していくよう心がけましょう。
みんなから快く力を貸してもらうためには、感謝の気持ちが大切です。
特に部下には感謝の気持ちを言葉で伝えることを、忘れないようにしましょう。
年上の部下との対応も、悩むところです。
年上であれ年下であれ、部下なのだから上司の私に従うのが当たり前という考え方では反発を呼びます。
その人の資質や経験を踏まえて適材適所を与え、コミュニケーションをとることを心がけましょう。
また、年上の男性部下の場合、重要な決断をするときに、事前に話をしておくと自分が重要視されていると感じて、サポート役にまわってくれます。
年上の女性部下の場合は、同性として悩みを共有し共感できる関係に持っていくことが大切です。
リーダーには見えない、メンバーの悩みを誰よりも早く察知する女性も多いので、年上の女性部下からの協力を得ることで、職場改善なども実現しやすくなります。
では女性リーダーとして、女性ならではのマネジメントを行うためのポイントとは、どのようなことでしょうか。
それは、部下に仕事を任せることです。
何でも自分でしようとしない、部下に教えてあげようとしないよう心がけ、その人に任せる気持ちが重要です。
女性、男性を問わず、リーダーに求められる役割は、自分がいなくても組織が機能するシステムを作ることです。
仕事を任せてサポート役に徹する、見守るタイプのマネジメントは、女性にピッタリのマネジメント方法ではないでしょうか。
上司として気をつけること
上司として部下とコミュニケーションを密接にとることは重要ですが、距離感に注意しましょう。
あくまでも上司と部下として接することが大切で、お友達のように親しい関係になるのはNGです。
部下を伸ばすためには、褒めることも、叱ることも大切です。
相手の性格も考えて、バランスよく褒めて叱って、成長を促しましょう。
叱るとは冷静になることも心がけてください。
冷静に叱る、感情的に怒るのではないことを頭に入れておきましょう。
家事や育児も自分一人で抱え込まない
家庭を持って子育てをしている女性リーダーの場合、仕事と家庭の両立も重要な問題となります。
夫と話し合って、家事を分担することも大切でしょう。
また、場合によっては掃除代行など、プロに家事の一部を任せる方法もあります。
また、女性リーダーとして、女性が働きやすい職場づくりを推進していくことも大切ではないでしょうか。