シニア

お荷物「シニア社員」って思われてない?

困ったシニア社員、6つのタイプ シニア社員とは60歳以上の社員のことです。 65歳までの雇用延長や、定年後の再就職が増えている昨今、シニア社員の存在が問題化しつつあります。 見波利幸氏の著書[...]

困ったシニア社員、6つのタイプ

シニア社員とは60歳以上の社員のことです。
65歳までの雇用延長や、定年後の再就職が増えている昨今、シニア社員の存在が問題化しつつあります。

見波利幸氏の著書・劣化するシニア社員を読むと、問題化しているシニア社員には6つのタイプがあるといいます。
1つ目は、嘆きタイプ。
役職を失ったことに不満をいだいて嘆いているタイプです。

2つ目は、おんぶに抱っこタイプ。
パソコンなど業務内容でわからないことが多く、他の社員に依存して仕事のじゃまをしているタイプです。

3つ目は、我が道を行くタイプ。
これまでの仕事スタイルにこだわり、協調性がなくチーム内で孤立するタイプです。

4つ目は、ご隠居タイプ。
既に隠居気分で会社には茶飲み話をしに来る人です。
自慢話や雑談ばかりして、周りの仕事を邪魔します。

5つ目は、無責任タイプ。
自分はすでに第一線から退いたという意識があり、当事者意識がないタイプです。
担当者でもないのに勝手に約束を取り付けるなど、周囲を混乱されます。

6つ目は、勘違い・やり過ぎタイプ。
バリバリ活躍してきたという意識が強く自信過剰。
リーダーを無視して自分がチームを仕切ろうとしたり、勝手に指導したりとするタイプです。
 

困ったシニア社員にならないために

いかがでしょうか。
周囲にこのようなお荷物のシニア社員がいて、悩まされていませんか。
また数十年後に、自分がお荷物社員になる可能性もあります。

お荷物となるシニア社員のタイプはさまざまですが、いずれにも共通しているのが、自分の本来の役割を理解していないことです。
嘆きタイプやおんぶに抱っこタイプ、ご隠居タイプは、既に仕事に対する意欲がなく、当事者意識も低いのが特徴です。
我が道を行くタイプも、自分のしたいこと以外にはやる気を発揮しません。
無責任タイプと勘違い・やり過ぎタイプも、職場で自分に求められている役割は何かを理解せず、自分勝手に動いています。

専門性とマネジメントスキルを高めよう

将来、困ったシニア社員にならないためには、今からヒューマンスキルを高める努力を続けることが大切です。
高めたいヒューマンスキルは、専門性と人を育てるスキルです。
専門性とは、将来機械やAIが進化しても必ず必要となる人間にしかできない発想力や実践力です。
営業部門であれ製品開発部門であれ、部門にかかわらず、人間にしかできない部分は必ずあります。
AIに負けないためには、自分の得意な分野や専門分野を掘り下げて、知識や技術を磨くことが大切です。

人を育てるスキルも伸ばしましょう。
機械は情報を伝えることはできますが、人間性を育むなど人を育てることはできません。
人と人との触れ合い、コミュニケーションを通して育成するスキルは、機械にはできない重要なスキルです。

40代からこの2つのスキルを伸ばす努力を続けていれば、20年後にはお荷物のシニア社員ではなく、頼れるシニア社員になれるはずです。

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